国立ハンセン病資料館による多磨全生園敷地内の発掘調査。
全生学園跡地において、草創期の全生病院(現多磨全生園)の「患者地区」を囲んでいた堀の実在を確認する調査。堀の残存状況を詳細に測量し、図面と写真、出土遺物を整理調査し、略図と風景写真しかない堀の時期・構造等を明らかにすることが目的。
2016年11月15日から2017年1月20日まで調査が行われる予定。
2017年1月7日現地見学会が開催され、見に行った。
堀が存在したのは、1909年から1925年頃まで。
患者の逃亡防止という面だけではなく、外部からの襲撃に備えるためという入所者保護の面もあったというが、いずれにしてもいろいろ思わされる歴史的遺産。