東尋坊は、福井県坂井市三国町にある景勝地としての崖である。
東尋坊という悪僧から、この名称となったと伝えられている。
国の天然記念物に指定されており、輝石安山岩の柱状節理は地質学的にも珍しいものだ。
おみやげ屋さんが多数並び、日中は観光客がいっぱい。
「自殺の名所」としても知られているが、そういう雰囲気ではない。
とはいえ、少し離れると、観光客もあまり来なくて・・・
内閣府の『自殺対策白書 平成19年版』の「事例紹介」において、東尋坊の“ちょっと待ておじさん”は、「東尋坊では、年間20名~30名の人が岩壁から投身自殺をしています。また、自殺未遂者として警察に保護される人は年間70人~100人もいます」と述べている。
この公衆電話は、自殺企図者のためのものだろう。