長郷泰輔

雑司ヶ谷霊園1-4A-6

★長郷泰輔(ちょうごうたいすけ)(1849(嘉永2)-1911(明治44).7.15) 

明治時代の建築家。会津藩出身。白虎隊に属していたとも言われている。戊辰戦争後、領事館司祭であったニコライと函館で出会い、正教会信徒となる。上京し、ニコライの紹介で,横浜のフランス人建築技師レスカスに学ぶ。建築会社を設立し,駿河台のニコライ堂,フラン

ス,ロシア両大使館などの建設にかかわった。ニコライ堂の建築の設計はロシアの建築家ミハイル・シチュールポフが担当し、帝国ホテルなどの建築を手がけたジョサイア・コンドルが修正して完成させた。建築工事は長郷泰輔が請負い、施工は清水組(現清水建設)が担当した。