益富政助

雑司ヶ谷霊園1-5-31

★益富政助(ますとみまさすけ)(1878(明治11).7.7-1976(昭和51).4.17)

鉄道伝道を中心とした伝道者。鉄道基督教青年会(YMCA)創立者。

1878(明治11)年、熊本県人吉の農家に生まれる。1897(明治30)年、長崎の東山学院に入学。1899(明治32)年、日本基督教会長崎教会で受洗。1903(明治36)年、明治学院神学部に入学し、日本YMCA軍隊慰問使として、満州で軍隊の慰問を行う。明治学院卒業後、1907(明治40)年、東京キリスト教青年会に勤務。1908(明治41)年、鉄道基督教青年会を創立、1943(昭和18)年の同会解散まで常務理事を勤め、機関紙『鉄道青年』『鉄道とキリスト教』を編集。国鉄、東京市電、京浜電車、東武鉄道などで講演。1911(明治44)年、廓清会を設立し、江原素六、島田三郎、安部磯雄、山室軍平、伊藤秀吉、賀川豊彦らと廃娼運動に取り組み、『公娼制度廃止論』を著す。また、長尾半平、賀川豊彦らと禁酒運動に取り組む。1946(昭和21)、鉄道キリスト教青年会を再建し、全国を巡回伝道する。1948(昭和23)年、日本家庭聖書会を設立し、家庭への無料聖書配布を行う。鉄道キリスト教青年会、日本家庭聖書会の解散後、1966(昭和41)年、鉄道キリスト教文書伝道会を設立。